4月29日、D.O.ヘレス原産地呼称統制委員会のCésar Saldaña セサル・サルダーニャ氏が、ヘレス、サンルーカル、エル・プエルトの各自治体の観光担当責任者らと、6月5日から15日まで開催されるガストロノミー・ルートについて記者会見を行いました。
ヘレス・デ・ラ・フロンテーラが2014年ヨーロッパワイン都市になり、また、マドリードでの第1回シェリー・フェスティバルの成功を受け、シェリーが、レストランやバルで、その存在感を取り戻しているのです。6月5日から15日の間、エル・プエルト・デ・サンタ・マリア、サンルーカル・デ・バラメダ、ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ中心地にある名立たるバルが参加し、ガストロノミー・ルート “タパスとシェリーの究極のマリアージュ” が開催されます。
『ヘレス、サンルーカル、エル・プエルト各都市の銘店に参加して頂き、地元ならではの食文化であるタパスとともに、地元でのシェリーの消費を活性化させたい』と、D.O.ヘレス原産地呼称統制委員会の César Saldaña セサル・サルダーニャ氏。
もともと、タパスとシェリーの相性は完璧。それを強調するために、3都市から優れたバルが参加し、それぞれのお店を代表するタパスを用意、それに最も合うシェリー、もしくは、マンサニーリャを提供します。もちろん、シェリーは、フィノ、マンサニーリャ、オロロソ、アモンティリャード、クリーム、ペドロ・ヒメネスなど様々なタイプの中から最も相性のよい一杯を用意。価格は一律3ユーロ。
本イベントの目的は、シェリーとタパスを愛する人々のための究極のマリアージュを選出すること。参加条件は、バルのメニューにシェリーおよびマンサニーリャを最低8アイテム載せてあること。参加店舗の中から、ベストマリアージュが選ばれます。
投票は一般投票で行われ、最も得票の多かった30組のマリアージュには、ベストマリアージュとして原産地呼称委員会の証明を受けることとなります。
投票は6月中、www.tapayjerez.com のWEBサイトよりにて行われます。この結果は、ヘレスを訪れる人々にとって決定的なガイドとなるでしょう。
ガストロノミー・ルート “タパスとシェリーの究極のマリアージュ” について
第1回ガストロノミー・ルート “タパスとシェリーの究極のマリアージュ” は、D.O.ヘレス及びマンサニーリャ原産地呼称統制委員会主導のもと、2013年11月セビーリャにて開催され、セビーリャ中心地の銘店が63店舗が参加し、大成功をおさめました。
トップ3は、オロロソに合わせて提供されたEnrique Becerra エンリケ・ベセラの“アラトリステ”、El Rinconcillo エル・リンコンシージョではほうれん草のタパス、Eslava エスラヴァでは豚足のタパスで、同じくオロロソに合わせて提供されました。
2014年はヘレスの年!
ヘレス・デ・ラ・フロンテーラは、2014年のヨーロッパワイン都市となっています。今回のガストロノミー・ルート "タパスとシェリーの究極のマリアージュ"もこのプログラムの一環。
4月3日から13日までは、首都マドリードにて、シェリー・フェスティバルが開催され、18ワイナリーから200以上のアイテムが出展、600名を超える醸造家が参加するビッグイベントとなりました。
5月25日から27日までは、最高のワイン、酒精強化ワイン等の展示会、サロン・インターナショナル Vinoble ヴィノブレが開催されます。
また、6月2日から8日にかけては、International Sherry Week インターナショナル・シェリー・ウイークが開催される予定で、世界35カ国で600以上のイベントが開催される予定です。
Jerez, Sanlúcar y El Puerto elegirán sus 30 barras ‘Imprescindibles de la Tapa y el Vino de Jerez’
※この記事は、www.vinetur.com の許可を得て掲載しております。
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