雑誌『The Magazine Restaurant レストラン』で世界No.1レストランに輝いたジローナにあるレストラン、El Celler de Can Roca エル・セジェール・デ・カン・ロカのソムリエのJosep Roca ジョセップ・ロカ氏が、兄弟のジョアン氏、ジョルディ氏とともに訪れたカヴァ振興協会名誉会員の授与式で、参列者の前で、今回の叙任に感謝の意を述べるとともに、世界中に名誉会員の冠を頂くことができ、誇りに思うと語りました。
Josep Roca ジョセップ・ロカ氏は、『1本1本のボトルの中に刺激的な景色をもたらすために、弛まぬ努力をしてくださっている皆さまに感謝します。そして、世界中に私たちのメッセージを届けてくれてありがとうございます。世界中でカヴァの品質が賞賛されるよう、このようなニュースを世界に向けて発信することはとてもよいと思います。カヴァは私たちにはなくてはならないものです。私たちが成功することができたはの皆さまのおかげなのです。
25年前より、エル・セジェール・デ・カン・ロカでは、毎日、お客様ひとりひとりに、食前酒としてグラス一杯のカヴァをご案内しております。私たちはこれには確信をもっております。なぜなら、皆さまがつくったカヴァは地中海を表現している飲み物だからです。世界中の多くの人々が皆さまのつくる“景色”を賞賛しており、おそらく、カヴァは創造性と泡立ちを多く含んだ、世界で唯一のワインと言えるでしょう。まさに、私たちが自ら定義するとすれば、エル・セジェール・デ・カン・ロカはカヴァのようなものと言えるのではないでしょうか。
エル・セジェール・デ・カン・ロカの本の中にも、エル・セジェール・デ・カン・ロカをワインに例えるならカヴァと書かれています。立派なぶどうの根、つるをつたって流れる樹液によって育まれ、そして、代々これらのぶどう樹、畑を守り、大地を守るために費やしてきた人々の努力によって、カヴァはつくられています。』とコメント。
また、Josep Roca ジョセップ・ロカ氏は、ワイン醸造の話に準え、ロカ3兄弟をカヴァのベースとなる3つのぶどう品種に例えました。そして、『私たちは、大事に育てられつくられたワイン(両親のような存在)に生じた二次発酵によって生まれた産物であり、まるでみなさんが繊細で持続力のある泡になるように、時間をかけてつくるグラン・レセルヴァのように、時間をかけて二次発酵をしていく中で私たちも個々にじっくりと経験を重ねました。それぞれを表した品種を選ばなければいけないとすれば、ジョアンはそのしっかりとしたストラクチャー、リーダーシップ、確固たるエネルギーからして、チャレロに例えられるでしょう。自分は、最も甘みのあるマカベオかな。そして、刺激的で、多様性があり、時に宝石のようで、微笑み、はつらつとして、想像力みなぎる姿の裏にある繊細さからして、ジョルディがパレリャーダでしょう。このように、私たちは皆さまとともに、皆さまのつくりだすカヴァが多くの地に届けられ、信頼を受けることを皆さまとともに分かち合うことができればと思います。』と語りました。
[出典 fuente]
www.vinetur.com 2013年12月23日掲載記事
“Si el Celler de Can Roca fuera un vino, sería un Cava”
http://www.vinetur.com/2013122314186/si-el-celler-de-can-roca-fuera-un-vino-seria-un-cava.html
※この記事は、www.vinetur.com の許可を得て掲載しております。
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