D.O.リアス・バイシャス、3400万キロのぶどうを収穫し歴代2位の収穫量に

D.O.リアス・バイシャス2013年収穫 (www.vinetur.com)
D.O.リアス・バイシャス2013年収穫 (www.vinetur.com)
D.O.リアス・バイシャスは、今年の収穫量が約3400万キロとなり、歴史上2番目となる収穫量となりました。ちなみに1位は2011年の4200万キロ。原産地呼称統制委員会の統計では、去る10月19日にまとめた今年の収穫量は、4,064ヘクタールのぶどう畑で、33,743,486キロで、昨年の収穫量と比較すると92%増。
D.O.リアス・バイシャスのテクニカルディレクターのアグスティン・ラゴ氏は、『D.O.リアス・バイシャスに属する175のボデガに搬入されたぶどうの品質は健康状態もよく、非常にすぐれた出来』であると強調しました。
 
 
収穫前には、1ヘクタール当たりの平均収穫量を8,509キロの計算で、3400万キロの収穫予想を立てていましたが、これをほんのわずか下回る結果となりました。これは悪天候にも関わらず、今年の収穫に参加した6,677人の農夫の技術と努力の賜物。収穫の数日前に降った雨で一部のぶどうがカビの被害を受けたため、収穫量は一部損失しました。
 
 
白ぶどうでは、もちろん、ロウレイロ、トレイシャドゥーラ、カイニョ・ブランコも一定の収穫量はあるものの、アルバリーニョが圧倒的多数で全体の97%を占めました。黒ブドウは全体の0.7%の234,058キロの収穫量で、もっとも多く収穫された黒ぶどう品種はソウソンでした。
 
 
サブゾーンについては、最も多くのぶどうを収穫したのはヴァル・ド・サルネスで、その後、コンダード、オー・ロサル、リベイラ・ウジャと続き、最後にソウトマイオールでしたが、前年比でみるとソウトマイオールの収穫量は134%と、最も前年比の伸びたサブゾーンでした。
 
 
テクニカルディレクターのアグスティン・ラゴ氏は、『例年通り、D.O.リアス・バイシャス原産地呼称統制委員会は、産地保証ならびに品質を非常に厳格に管理している』ことを強調。
 
 
さらに、今年は、検査システムを取り入れて収穫のコントロールを行い、栽培から醸造まで品質の必要条件を満たしているかチェックする試みを行っています。