彼らの他、ナリス・デ・オロ 2010受賞者で、マクロ社の現スペイン&ポルトガル部門の購買責任者でもあるウルグアイ人のアンドレア・アロンソ氏、アメリカ、アルゼンチン、チリで輸入会社をしているアルゼンチン人のノラ・ファヴェルケス氏、世界中で有名なソムリエで、アメリカワイン協会に世界トップ10のひとりに数えられるテイスターに選ばれたウルグアイ人のチャーリー・アルトゥラオラ氏も名を連ねています。
その他、審査員には、東欧諸国への輸入を手がけるポーランド人のジョアンナ・シボロウスカ氏、ジャーナリストで、2度国内ガストロノミー賞を受賞しているスペイン人のビクトル・デ・ラ・セルナ氏もいます。また、“ワイン業界をまとめる機関”をつくろうと、各地域の醸造家連合の代表やマリア・イサベル・ミハエレス氏率いる国際ワインジャーナリスト連盟のメンバーも10人ほど参加予定となっています。
スペイン醸造家連盟の代表であるホセ・マリア・グスマン氏は、『審査員たちは、皆ワインに関する多岐にわたるカリキュラムを享受している人々である』と強調しました。
スペイン醸造家連盟が主催する、インターナショナルなワインコンクールの “テンプラニージョ・アル・ムンド” は、農業省および国際醸造家連合にも認知されています。そのため、このコンクールでの受賞は、そのワインや生産者に付加価値を与えることになり、優れたワイン専門家によって構成された審査員、醸造家に認知されたことを意味するのです。
グスマン氏は、数年に渡ってニューヨーク、ストックホルム、上海と開催する都市を巡回し、今回この国際的なワインコンクール“テンプラニージョ・アル・ムンド”がスペインに戻ってきて、かつカスティージャ・イ・ラ・マンチャで開催されるインターナショナル・ワイン・サミットと同時開催されることを強調ました。
カスティージャ・ラ・マンチャのワインについて、ホセ・マリア・グスマン氏は、『(広大なぶどう栽培面積を誇る)カスティージャ・ラ・マンチャは、もう何年も前から開催都市となることを目指してきたのです。また、今回開催都市となったこの地域のD.O.ワインの中には、ボバルやガルナチャで素晴らしい単一品種ワインをつくっているます。ですから、今年のコンクールでは、これらの単一品種ワインをゲストとして迎え、海外でも広く知られることとなったこれらのワインを紹介したいと思います。』と述べました。
今回のコンクールには、100以上の生産者が250を越えるワインが参加しますが、それぞれ最高品質のワインをつくろう、そして、海外にいる一般消費者にもテンプラニージョ、そして、ガルナチャやボバルの素晴らしさを広く知ってもらおうと頑張っています。