また、D.O.ルエダの2013年ヴィンテージについては、原産地呼称統制委員会の評価は Buena（goodの意）でしたが、ペニン氏はMuy Buena（very goodの意）の評価を付けました。ペニン氏は、その理由を、スペインで初めて白ワインの産地として原産地呼称を取得したD.O.ルエダの醸造技術のレベルの高さにあると強調。

ホセ・ペニン氏は、ベルデホの特徴を最大限活かすため、D.O.ルエダ原産地呼称統制委員会の品質管理の向上に向けた努力、および、各生産者の醸造設備の近代化や醸造行程の改良への取り組みに触れ、「今後の課題は、消費者にレストランで『ルエダのベルデホ』を注文してもらうことでしょう」とコメント。「ルエダはたとえ不作の年であっても、一定の品質を保つことが可能」と続けました。

Guía Peñín ギア・ペニン 2015では、D.O.ルエダのワインが318アイテム紹介され、この数はこれまでで最も多い数となりました。これらのワインの平均点は87.58点で、これは "Muy Buena（very goodの意）"だった2013年の出来の良さの成果。

プレゼンの最後に、ホセ・ペニン氏は、ギア・ペニン テクニカルディレクターの Carlos González カルロス・ゴンサレス氏とともに、質疑応答を受けるとともに、D.O.ルエダの現在の状況および今後について生産者との討論などを行いました。ペニン氏は、ペニン氏は、D.O.ルエダはスペインの白ワインの他国への輸出ビジネスの成功例であり、今後もルエダは高品質な白ワインの生産を牽引する役割を果たすでしょうとした上で、ここで一旦立ち止まり、現状を見据え、今何をすべきか考える必要があるとコメントしました。

［出典］

www.vinetur.com 2014年11月26日掲載記事

José Peñín destaca la calidad de los vinos de Rueda Cosecha 2014