10月22日、コルドバにあるカトリック両王のアルカサル(王宮)のモザイクの大広間にて、スペイン農業食糧環境省による2013年スペイン食品賞の授賞式が執り行われました。また、2013年スペイン食品賞受賞者への授賞式のほか、ベスト・オリーブオイル、ベスト・チーズ、2014年ベスト・ワインの表彰も執り行われました。
Finca La Reja フィンカ・ラ・レハ/Bobadilla-Antequera (マラガ)
オーガニック食品カテゴリーのオリーブオイルで、グリーンオリーブの力強く、複雑な香りが特徴的で、青リンゴ、青草、柑橘類、青バナナの皮などの様々なアロマが非常にバランスよく、調和した感じ。口に含むと、舌を刺すような、はっきりと苦みを感じ、アーモンドの風味がある。ここ3年ほど、栽培法から製造プロセスをすべて見直し、オーガニックオリーブオイルとして国内外で認知されるに至りました。
ベスト・チーズ
Ganadería Arangas ガナデリーア・アランガス/Arangas de Cabrales(アストゥリアス)
固有チーズ及びブルーチーズのカテゴリーのチーズで、円柱状の形状をしており重さは2キロほど。外皮はやわらかく、薄く、べとっとした感じで、色は赤みがかった黄色い部分のあるグレー。生地はセミソフトタイプで、白色-琥珀色で、青緑色の小さい穴がぶつぶつある感じ。香りは強く、乳とカビの香りが心地よい。口に含むと溶けやすく、やわらかく、辛味を感じ、ブルーチーズの印象が力強く、エレガントで、複雑味ある乳の感じられるバランスのとれた味わい。後味は長い。
2014年ベスト・ワイン(2アイテムが同一タイトルを受賞)
Cueva de la Culpa 2011/Bodegas Murviedro(レケーナ/バレンシア)
D.O.ウティエルーレケーナのワインで、高樹齢の畑で栽培され、選果されたボバル 60%、メルロー
40%から作られたワイン。これら2品種はそれぞれ別々のタンクで12℃の低温で5日間ほどマセレーション後、さらに21日間酸素を注入しながら澱とともにマセレーションします。生産量は、25,000本。Bodegas Murvierdo
ボデガス・ムルヴィエルド社は、レケーナにあるヨーロッパでも最先端の設備を有するワイナリーで、コストパフォーマンスの優れたワインをつくりだしています。生産量の95%が輸出で、主要な輸出国はイギリス、ドイツ、ベネルクス3国(ベルギー、
Petit Verdot 2010/Bodega Dehesa del Carrizal(レトゥエルタ・デル・ブリャケ/シウダ—ド・レアル)
D.O.Pago デエサ・デル・カリサルのワインで、プティ・ヴェルド100%。フレンチオーク新樽(小樽)で12から15ヶ月熟成。生産量は10,000本のみ。Bodega Dehesa del Carrizal ボデガ・デエサ・デル・カリサルは、カバニェロス国立公園近くのトレド山脈に位置し、タホ渓谷とグアディアナ渓谷の間にあります。大西洋の影響のある温暖な地中海性気候で、ミクロクリマの影響により、ぶどうはゆっくりとバランスよく成熟します。
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