終わったばかりの国際的食の祭典、Madrid Fusión マドリード・フシオンで、近年のスペインガストロノミー革命の代表的担い手とも言うべきシェフ2名、Juan Mari Arzak フアン・マリ・アルサック氏と Pedro Subijana ペドロ・スビハナ氏を招き、興味深いパネルディスカッションが行われました。
料理評論家の José Carlos Capel ホセ・カルロス・カペル氏と Víctor de la Serna ヴィクトル・デ・ラ・セルナ氏も“料理と発展”のディベートに参加、その中でアルサック氏とスビハナ氏は、現代の料理も時代遅れの古い料理もない、あるのは論理的な発展のみだと主張。その後講堂で行われた研究発表はそれを証明するものでした。つまり、料理は現在であり、未来であり、同時に過去でもある。素晴らしい現代の進んだ料理は、その背景に伝統料理をなくしては存在し得ないのだと。
写真は、パネルディスカッションの参加メンバーがシェリーワインで片手に前途有望な未来に祝杯をあげる様子。シェリーワインのD.O.原産地呼称委員会は、同時にこの乾杯とともに、第6回 Copa Jerez コパ・ヘレス国際マリアージュコンクールをスタート。
さらに、期間中、コンクールの基準にもなっている、若手シェフの積極的な参加を呼びかけるスポットCMを放送。
『さぁ、君の才能を世界に示そう!』と、原産地呼称統制委員会はこのキャンペーンをフレッシュで、新しいイメージでスタートさせました。ワインと料理の最高のマリアージュに選ばれたシェフは、偉大なシェフたちの仲間入りをすることになるのです。
コンクールの詳細情報および来年開催されるインターナショナル・ファイナルのスペイン代表選抜大会の募集概要については、Copa Jerez コパ・ヘレス公式サイトをご覧ください。
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