今年も、インターナショナル ・ガストロノミー・サミット、Madrid Fusión マドリード・フシオンの準備は整いました。27日月曜日から29日水曜日まで、スペイン国内外から100名以上のシェフ、ジャーナリスト500名、飲食業社150社、1,000名のメンバー、1日2,500名以上の見物客がマドリードのカンポ・デ・ラス・ナシオネスにあるビジネスセンターに一同に集まり、マドリードが世界のガストロノミーの中心になるときがやってきます。
洗練されたアーバン料理
ありとあらゆる角度から試行されたアーバン料理の流れは、今回の国際色豊かなガストロノミー・サミットの注目の的と言えるでしょう。イスタンブール、バンコク、リマ、ワシントン、東京、ニューヨーク、パリ、ブエノス・アイレス、メキシコ・シティなどの大都市から、ブルッヘ(ブルージュ)、ジローナ、アグリジェントなどの小さい街まで、著名なシェフにインスピレーションを与えてくれてることでしょう。
開催3日間の間、Joan Roca ジョアン・ロカ氏、Quique Dacosta キケ・ダコスタ氏、Gert de Mangeleer ヒェート・ドマンジュレール氏等が、アーバン料理の鍵となる創作料理について語る予定。Eneko Atxa エネコ・アッチャ氏、あるいは、Pascal Barbot パスカル・バルボ氏のように、都会のレストランで素材の味を探求するシェフ。あるいは、Ángel León アンヘル・レオン氏、フランドル人シェフの Filip Claeys フィリップ・クライス氏、またシチリア人ミシュランスターシェフの Pino Cuttaia ピノ・クッタイア氏のように、魚介類料理を追求するシェフ。また、Kobe Desramaults コービ・デスラモル氏やベテランシェフのMichel Bras ミシェル・ブラス氏ら、純粋な郷土料理を追求するシェフなどの料理について掘り下げます。
また、ワシントンにある Mininar ミニバーとStreetXO ストリート・エキスオーという対照的な二つのバルのサンプルを通して、カウンターの絶頂について分析します。そして、Septime セプティームや Chez José
シェ・ホセスタイルのヒップスター的若手シェフの流れについても考察します。
Andoni Aduriz アンドニ・アドゥリス氏、神経科学者の Luis Castellanos ルイス・カステリャーノス氏、そして日本からAdrián
David Cheok エイドリアン・ダヴィッド・チェオク氏が参加し、デジタル都市2.0におけるガストロノミーの新たな感覚について語る予定。
新鋭の料理地域
マドリード・フシオン 2014は、新鋭の料理地域を発見する役割も担っています。アンデス山脈隣接諸国では、Virgilio Martínez ヴィルヒリオ・マルティネス氏(Central セントラル/リマ)、Rodolfo Guzmán ロドルフォ・グスマン氏(Boragó ボラゴ/チリ・サンティアゴ)、Kamila Seidler カミラ・セイドラー氏やMichelangelo Cestari ミケランジェロ・セスタリ氏(Gustu グストゥ/ラ・パス)らが登場。また、タイからはアジアのベストレストラン50のNo.1女性シェフに選ばれた Duongporn Songvisava氏も登場します。
Ferran Adrià
フェラン・アドリア氏は、エルブジ財団チームを通じて、料理を新しい形で理解するための50の質問を発表する予定。これは、ニューヨークとマドリードでほぼ同時に発表され、新たな知識の扉を開くことになるでしょう。
ワークショップ
17名の名立たるシェフによるワークショップが予定されています:Joan Roca ジョアン・ロカ氏、Pedro Subijana ペドロ・スビハナ氏、Pepe Rodríguez Rey ペペ・ロドリゲス・レイ氏、Jordi Cruz
ジョルディ・クルス氏、Andoni Aduriz アンドニ・アドゥリス氏、Paco Torreblanca パコ・トレブランカ氏、Sacha Hormaechea サチャ・オルマエチェア氏、Quique Dacosta キケ・ダコスタ氏、Nandu Jubany
ナンドゥ・ジュバニー氏、Pepe Solla ペペ・ソジャ氏、Gastón Acurio ガストン・アクリオ氏、Diego Muñoz ディエゴ・ムニョス氏、Iñigo Lavado イニゴ・ラヴァド氏、Ricard Camarena
リカルド・カマレナ氏、Oriol Balaguer オリオール・バラゲ氏、Dani García ダニ・ガルシア氏、Paco Morales パコ・モラレス氏、Paco Roncero パコ・ロンセロ氏の17名。
多目的ホールでは、デモンストレーション、テイスティング、コンクール、商品の展示等が行われ、合計40以上の料理関連イベントが開催されます。そのうちのひとつ、第1回インターナショナル・ガストロノミー料理批評コンクールでは、名立たるシェフによって審査が行われることになっています。
Enofusión エノフシオンと Gastrofestival ガストロフェスティバル
また、人材の宝庫であるエル・セジェール・カン・ロカや世界ケータリング選手権で優勝したスペインチームに敬意を表し、スペイン料理のベスト100レストランを発表、また、トリュフの伝統的な競りも行う予定となっています。
また同時開催のワインの祭典のEnofusión エノフシオンは、100超の出展者がミニ展示会を開催、Saborea España サボレア・エスパーニャはスペイン伝統料理大会を行います。
最後に、マドリード市全体でこの食の祭典を盛り上げようと、マドリードにある400店以上が参加し、1月24日から2月9日までGastrofestival
ガストロフェスティバルを開催中。
[出典 fuente]
www.diariodegastronomia.com 2014年1月26日掲載記事
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