12月にオススメしたいベスト旬レシピ

“カルド(あざみ)のアーモンド添え”  (www.diariodegastronomia.com)
“カルド(あざみ)のアーモンド添え” (www.diariodegastronomia.com)

伝統料理は、世代を超えて継承されます。家庭料理を流行の味に近づける、最先端で実用的なレシピをご紹介させて頂きます。何はともあれ、今新鮮かつ栄養価の最も高い、旬の美味しい食材をつかったレシピをご紹介します。

 

 

スペインのバラエティ豊かな農蓄産物の中でも、12月に最もふさわしい旬の食材として紹介させて頂くのが、ナバーラのカルド(あざみ)(レイノ・グルメ社のレシピをご紹介)、ガリシア産塩漬け肉(IGP(保護指定地域表示)ラコン・ガジェーゴ(ガリシア産塩漬け肉)提供のレシピをご紹介)、そして最後に、ロウレンサ産のソラマメ(ソラマメ・マルチ・センターのレシピをご紹介)です。

 

 

Cardo con almendras カルド(あざみ)のアーモンド添え

材料(4人分)

フレッシュあざみ 2,5kg
エキストラ・バージン・オリーブオイル 小さめのカップ1杯
レモン果汁
アーモンド 150g
小麦粉 大さじ3
ニンニク 2かけ
ハム (お好みで)
水、塩 適量

 

作り方

大きめの鍋を用意し、オリーブオイルを半分、小麦粉を半分入れてかき混ぜます。そこに、水、レモン果汁、塩を加えます。

あざみは流水でよく洗い、ぶつ切りに切って、予めレモン汁と水で作ったスープの中に入れます。スープの量は、あざみが被る程度が目安。これを1時間ほど火にかけて煮込みます。必要に応じて、お湯を足してください。煮えたら具とスープを分けます。スープは、ソースをつくるのに使うので捨てないこと。

ソースをつくります。小鍋に残りのオリーブオイルを入れ、細かくみじん切りしたニンニクを加えます。ニンニクが焦げないように注意しながら、4分ほど火にかけます。アーモンドを半量加え、もう3分ほどソテーします。そこに、残りの小麦粉を加えてかき混ぜます。

最初に用意しておいたスープを鍋に入れ、かき混ぜながら、5〜8分ほどグツグツ煮立たせます。そこに塩を適量入れ、ミキサーにかけてムース状にします。金属製の目のこし器でソースを濾し、小鍋に戻して煮立たせます。

そこに水分をきったあざみを加え、残りのアーモンドを煎って加え、お好みで油で炒めたハムを加えます。これを沸騰させ、塩を少々加えて味を整えます。お皿に盛り、細かくみじん切りにしたパセリをかるくふりかけて完成。

(調理時間:1時間半)

 

Palitos de lacón gallego ガリシア産塩漬け肉のスティックパン

材料


塩抜きした塩漬け豚肉
小麦粉 500g
お湯 250ml
パン酵母、イースト 30g
オリーブオイル 50cl
オレガノ お好みで


作り方

ボールに水を入れ、塩、オリーブオイル、小麦粉を少しずつ加えながら、イーストを混ぜ合わせ、生地を作ります。

ボリュームが2倍になるまで発酵させます。

テーブルに生地を広げ、オレガノをまぶします。生地を細長い筒状に形成します。

豚肉を編み込むように、三つ編みにします。

 

200℃に温めたオーブンでパンを焼きます。


ロウレンサ産ソラマメとアサリ

材料

ロウレンサ産ソラマメ 1kg
アサリ 1/2kg
サフラン 1摘み
玉ねぎ 1個
ニンニク 2かけ
唐辛子 2個
魚のスープ
細かくみじん切りにしたパセリ
オリーブオイル 小さめのカップ2 

作り方
ソラマメは、魚のスープにサフランを加えて形が崩れるまで煮込みます。

玉ねぎはニンニクと一緒に揚げます。これをソラマメの鍋に加え、唐辛子、パセリを入れて、弱火でさらに煮込みます。

アサリは蓋を閉めずにフライパンで蒸します。煮汁はソースに加えます。

アサリが開いたら、ソラマメのスープに、アサリの煮汁を加え、そこにアサリの身を入れて5分間ほど煮込み、塩で味を整えたら完成です。

 

 
[出典 fuente]
www.diariodegastronomia.com 2013年12月12日掲載記事
※この記事は、www.diariodegastronomia.com の許可を得て掲載しております。