Enrique Becerra エンリケ・ベセラでは、オロロソにあわせて絶品頬肉を楽しむことができるでしょう。Casa Román カサ・ロマンではフィノにウズラの卵の生ハム添え、Barbiana バルビアナでは同じくフィノにエビのトルティージャ、そしてBlanco Cerrillo ブランコ・セリージョではカタクチイワシのマリネ、Las Teresas ラス・テレサスでは生ハムをそれぞれマンサニージャを合わせています。これらはあくまで一例で、総勢60以上のマリアージュがこの“タパスとシェリーの究極のマリアージュ”に参加しています。
最もクラッシックなタパスの投票は、11月中に右記サイト www.tapayjerez.com にて一般投票で行われます。
得票の最も多かった20店舗については、公式にD.O.ヘレス-マンサニージャ原産地統制委員会から認定され、同原産地統制委員会の発行するグルメガイドに掲載されることになるでしょう。すべては、地元の本当の味をよく知る、セビジャーノ(セビージャ人)による投票によって決まるのです。
しくみ
各店舗は、これぞというタパスを選び、それに最も合うシェリーを用意。シェリーは、フィノ、マンサニージャ、オロロソ、アモンティジャード、クリーム、ペドロ・ヒメネスいずれでもかまいません。気に入ったマリアージュやバルについては、先のサイトで投票することができます。
“タパスとシェリーの究極のマリアージュ”の成功に向けて
シェリーは、昔からタパスの最高の伴侶として親しまれてきましたし、逆にタパスはシェリーに欠かせない存在でした。今回タパスとシェリーの極上のマリアージュが実現し、そのいくつかが消費者の支持を獲得するためには、原産地統制委員会の協力、そしてバルの協力なくしては成り立ちません。そして、シェリー生産者が大変多様なワインを作り出してくれているおかげで、必ずそれぞれのタパス、シチュエーションに最適なシェリーが存在するのです。
[出典]
www.vinetur.com 2013年10月30日掲載記事