2013年のリベラ・デル・シューケル産の柿のプレゼンテーションにおいて、保護原産地呼称委員長のシリロ・アルナンディス氏は、今年の柿について、収穫量は昨年の16%増のおよそ90,000トンで、ボリューム、品質ともにすばらしい出来と太鼓判を押しました。
2018年には、1品種で400,000トンの収穫が可能になるだろうと予測し、収穫シーズンがたった4ヶ月にも関わらず、この1品種のみですべて売り切ってしまうだろうと、需要の大幅な増加にして語りました。
アルナンディス氏は、何年もかけて、柿の栽培をする上で直面した問題を解決するため、原産地呼称委員会が様々な組織と協定を結んだり、民間企業の技術研究を通して、この分野の発展に取り組んできたことを強調しました。
スペインの食品賞
バレンシアのラルクディアにある、リベラ・デル・シューケル柿原産地呼称委員会は、10月23日水曜日、ミゲル・アリアス・カニェテ農業大臣から、様々な市場のニーズに適した商品を開発するために新しい品種の開発に取り組み、試行錯誤の上で調査・研究を重ね、技術革新に取り組んだ功績を讃え、食品産業におけるスペイン食品賞を授与されました。
また、6,000人を越える栽培農家および14の共同組合、そして、合併などの外国企業の投資まで、その商業規模の大きさについても言及し、この地域開発の主要原動力となっていることも評価されました。
※ちなみに、スペインでも柿はKakiと表記し、「カキ」と読みます。
[出典]
www.diariodegastronomia.com 2013年10月24日掲載記事